2007年8月19日日曜日

理想的なダイエット

どんな女性でも、たいていダイエットには興味があるものですね。ちょっと考えただけでも、「リンゴだけ」「キャベツだけ」というような単品ダイエット、炭水化物抜きや油抜きなどの除去ダイエット、究極は何も食べない断食など、ありとあらゆる方法のダイエットがあります。でも、どれも長続きしない人が多いのも事実です。 続けるのが困難なもっとも大きな理由は、栄養の偏った食事や、極端に制限された食事では、精神的にも肉体的にも限度があるからです。無理に続けても集中力や活力がなくなり、やがて貧血などの症状が現れ、続けたくても続けられなくなってしまうんですね。続けることで健康を損なうようなダイエットは、絶対にお薦めできません。 おいしくバランス良い食事をして、自然に健康的に痩せられたら、それこそが理想的なダイエットですね。本来、食事をおいしく感じられることが健康の証なのですから、この基本に忠実であることが大切です。たとえ、痩せることが目的であっても健康を害するようなダイエットはするべきではないのです。



きちんと食べると言っても、その食べ方に注意は必要です。まず、必ず1日3食を摂りましょう。特に一日の活力源である朝食は、絶対に抜かないで下さい。その分、夕食は軽めでも構いません。むしろその方が、太りにくくなるはずです。なぜなら、朝食や昼食で摂ったカロリーは、日中の生活でほとんど消費されますが、夕食で摂取したカロリーは消費される量が少ないからです。そういう意味では、特に寝る直前や、夜遅い時間の食事は、特に注意が必要です。 また、夕食では主食を控えめにしなければいけません。ご飯が進みすぎてしまう人は、おかずの味付けを薄めにしましょう。塩分は控え、だしをしっかり取って旨みを強調したり、辛味で刺激を加えするなど工夫してなるべく手作りを心がけましょう。 それに、満足感を得られないと食事制限は長続きしませんので、満足感を感じる食事を作りましょう。量が足りない時は低カロリーな食材を使って量をふやして満腹感を得るのも一つの方法です。 肉や魚もきちんと取りましょう。お肉は大切なタンパク源です。どうしてもカロリーの気になる場合は、脂肪が少ない赤身を選ぶか、一旦ゆでこぼして使いましょう。魚は、低カロリーで栄養豊富。白身の魚の方がカロリーが低いですが、青背の魚にはなかなか摂取しにくいDHAやEPAが豊富に含まれています。乳製品や卵も毎日摂りましょう。骨を作るカルシウムは非常に大切な栄養素です。


誰だって、急に食事量は減らせません。だから、野菜やきのこ類、或いは海草類などの低カロリー食品でカサを増やしたり、同じ食材でもスープやお菓子にして変化に富んだ食事にすれば、続けるのも苦ではなくなりますね。カロリーは低くても、ボリュームたっぷりな食事なら、お腹も心もきっと満足できます。それに、飲み会があったりしても慌てることはありません。その前後の食事を控えめにしたり、いつもより余分に運動をするなどの工夫で乗り切りましょう。 体重は出来れば毎日計りましょう。それだけで増減を意識して、食べ方や生活をコントロールできるようになります。家族や友人にダイエット宣言をして、励ましてもらったり協力してもらいましょう。大げさなスポーツなんか出来なくても、電車の中や駅の階段の上り下り、毎日の家事など、日々の何気ない動きを意識するだけでも、充分な効果が得られるものです。 急激なダイエットの結果リバウンドをすると、一層痩せにくい体質になる可能性があります。その上、お肌もカサカサになり、おまけに生理まで狂ったりするようでは、ダイエットの意味がありません。栄養が不足したり偏ったりしない正しい食生活プラス、筋肉や骨を減らさずに脂肪だけを減らすゆるやかな運動で、美しく健康的に痩せたいものですね。